トランプ氏とUAEの5億ドル規模の暗号資産取引疑惑、米上院の公聴会要求で法案成立に暗雲

Nari

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米民主党の上院議員らは、トランプ一家が関与するDeFiプロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLF)」とUAE王室間で行われた5億ドル規模の取引について、公聴会の開催を求めました。エリザベス・ウォーレン議員を含む5名の上院議員は、今回の取引が米国の対中東武器輸出および高性能AIチップ輸出政策に不当な影響を与えた可能性があるとして、徹底的な調査を要求しています。

ホワイトハウスとWLF側は、こうした利益相反の疑惑を全面的に否定し、根拠のない政治的な中傷であると反論しました。現在、通貨監督庁(OCC)も民主党側の圧力に対抗しつつ、WLFによる国立信託銀行の認可審査を予定通り進めていますが、政治的な攻防が激化しており、規制当局の負担は一段と増している状況です。

今回の対立は個別のプロジェクトに関する懸念を超え、米議会で推進されていた連邦レベルの暗号資産規制法案「Clarity Act(明確性法案)」の成立に直接的なブレーキをかけています。民主党議員らが法案可決の条件として超党派で強力な倫理ガイドラインや利益相反防止条項を要求しているため、規制の明確化に向けたスケジュールの調整は難航するものと見られます。

政治的な不確実性が再び暗号資産の立法ロードマップを揺るがす中、開発者や投資家の間では規制の空白が長期化することへの懸念が高まっています。共和党が多数派を占める議会で実際に公聴会が開催されるかどうかは不透明ですが、当面の間は政策的なリスクが市場の注目を集める見通しです。