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暗号資産基本法 — 9月の国会は「ゴールデンタイム」、今回こそ成立なるか
韓国国内のデジタル資産市場の規制の骨組みを作る「暗号資産基本法」の議論が、来る9月の国会で本格的に始まります。今回の定期国会は、法案の成立可否を左右する重要な分岐点であり、今後の国内ブロックチェーン産業が制度圏へと参入するスピードを決定づける時期と見られています。業界やコミュニティがなぜ今回の国会日程に注目しているのか、その核心的な争点と背景をわかりやすく解説します。
なぜ9月の国会が「ゴールデンタイム」なのか?
今回の9月の定期国会が「ゴールデンタイム」と呼ばれる最大の理由は、法案処理のタイミングにあります。もし今回、国会の常任委員会小委員会で暗号資産基本法が十分に議論されなければ、関連する議論は自然と来年に持ち越されてしまいます。
業界の専門家からは、このチャンスを逃せば、韓国がグローバルな資産トークン化やステーブルコイン市場での主導権争いで後れを取る可能性があるとの懸念の声が上がっています。規制環境が明確に整備されてこそ、国内のブロックチェーン企業や金融機関も安心して関連事業の準備を進められるためです。
ここに、もう一つの現実的な圧力も加わっています。2027年1月に予定されている22%の暗号資産所得税課税です。業界やコミュニティからは、課税に先立って投資家を保護できる法的枠組みを先にしっかりと構築すべきだという意見が多く出ています。規制の空白による混乱を防ぐためにも、今回の9月の国会で基本法を成立させるべきだという声が強まっている理由です。
最大の争点:ステーブルコインの「51%ルール」
最も激しい争点は、ウォン建てステーブルコインを発行する際に適用しようとしている、いわゆる「51%ルール」です。韓国銀行(中央銀行)は、金融の安全性を守るため、市中銀行がステーブルコイン発行コンソーシアムの株式の51%以上を保有すべきだと主張しています。一方で、金融委員会は、この規制が新しいアイデアを持つスタートアップやフィンテック企業の参入を阻み、市場の活力を低下させかねないとして、より柔軟な基準を提示しています。
これを共同事業に例えるとわかりやすいでしょう。新しい事業を始めようとする際に、力のある銀行パートナーが「我々が無条件に過半数の51%の持ち分を持つから、君たちは少数株主として参加してくれ」と提案するようなものです。安全と統制を最優先したい銀行と、少し自由な環境で革新的なサービスに挑戦したいフィンテック企業との視点の違いが、この「持分比率」にそのまま表れています。
結局のところ、金融安定性という強固な枠組みを守りつつ、革新の火種を消さないような適切な妥協点を見出すことが、今回の法案成立における核心課題です。
水面下での調整と統合法案の推進
政府と国会も法案処理のスピードを上げるため、水面下で忙しく動いています。7月末、金融委員会は国会政務委員長の柳東秀(ユ・ドンス)議員らと非公開で協議を行いました。この場で、異なる意見を事前に調整し、政務委員長名義の統合修正案を提出する方策を議論しました。
このように事前に争点を整理しておこうとする理由は明確です。国会の正式な審査過程で発生しうる不必要な対立を減らし、今回の9月の定期国会期間内に法案を速やかに成立させるという考えです。
業界では、今回の統合案がまとまれば、停滞していた議論が急速に進展すると期待しており、慎重に結果を見守っています。
注視すべきポイント
規制の空白が長引くほど、市場の不確実性は高まる一方です。特に、韓国銀行による2027年の国債トークン化パイロットのような、制度圏での大型プロジェクトが次々と予定されているだけに、暗号資産市場の明確なルールを定めることがこれまで以上に重要になっています。今回の9月の国会が、国内ブロックチェーン産業の安定的な足場となるのか、市場の変化を落ち着いて注視すべき時です。