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暗号資産課税2年猶予案が発議 — 9月の国会でビッグマッチが始まる
こんにちは、コミュニティマネージャーのナリです。暗号資産市場にとって重要な分水嶺となる9月の国会日程が近づき、多くの関心が寄せられています。今回の国会では、投資家の日常生活に直接的な影響を与える「暗号資産課税猶予」の是非と、市場の基盤を再構築する「第2段階暗号資産法」が核心争点として議論される予定です。私たちにどのような変化が訪れるのか、現在議論されている主な争点を整理してお伝えします。
課税廃止ではなく「2年猶予」のカード — 所得税法改正案が発議
8月28日、国民の力のキム・サンフン議員が、暗号資産への課税時期を2027年から2029年へ2年延期する所得税法改正案(議案番号第2220914号)を代表発議しました。与党がこれまで主張してきた「課税廃止」から一歩譲歩し、実現可能性の高い「猶予」案という現実的な妥協案を提示した形です。
改正案が掲げる猶予の理由は非常に具体的です。まず、分散型取引所やDeFiのような海外のオンチェーン取引を精密に把握できる税務行政インフラが、国内ではまだ十分に整っていない点を挙げています。加えて、国間で情報を交換する国際標準である「暗号資産税源情報交換フレームワーク」が2029年に本格稼働するという点も、重要な理由として提示されました。
海外の取引情報が十分に連携されないまま、国内の取引データのみで拙速に課税を行えば、公平性を巡る議論を招くことは避けられないという指摘です。準備不足のまま進める課税が、かえって投資資本の海外流出を刺激する可能性があるため、より慎重であるべきだという主張が説得力を増しています。
国会予算政策処の妥協案 — 5年間の繰越控除と600万ウォンの基礎控除
国会予算政策処が発表した調査報告書では、暗号資産所得を単なる「その他所得」として分類し、損失の繰越控除を認めない点が核心的な問題だと指摘しました。簡単に言えば、昨年暗号資産投資で500万ウォンの損失を出し、今年500万ウォンの利益を得た場合、全体では利益が出ていないにもかかわらず、今年の利益に対してのみ課税される構造です。株式投資であれば損失を翌年に繰り越して利益と相殺する繰越控除が可能ですが、暗号資産にのみこれを適用しないのは公平性に欠けるという指摘です。
これを受けて報告書は、最大5年間の損失繰越控除を認めるよう提案しました。さらに、非課税となる基礎控除額を現行の250万ウォンから少なくとも600万ウォン以上に引き上げることを推奨しています。控除枠を大幅に拡大すれば、少額投資家がわずかな利益のために複雑な納税申告を行うという行政上の煩わしさとコスト負担を大幅に軽減できます。単なる課税猶予だけでなく、こうした実質的な制度的補完策もテーブルに載ることで、国会での議論の幅が一層広がっています。
第2段階暗号資産法の策定を加速、大株主の議決権「20%制限」案が浮上
税金問題と並行して、市場の制度的基盤を完成させる「第2段階暗号資産法」の立法議論も急速に進んでいます。金融委員会と国会政務委員会所属の共に民主党ユ・ドン・ス議員を中心に、9月中に統合案を迅速にまとめる動きが活発です。今回の法案の最大の争点の一つは、暗号資産取引所の大株主による過度な影響力をどう扱うかという点でした。
当初は、大株主の持ち株比率自体を強制的に制限すべきという強硬な意見が支持を集めていましたが、市場の懸念を反映した合理的な妥協案が新たに浮上しました。株式の保有自体は認めるものの、株主総会などでの議決権を最大20%に制限するという方式です。支配株主による独断を牽制しつつ、財産権侵害の議論を避けるための現実的な折衷案と言えます。
ただし、取引所の利便性を高めると期待されていた規制緩和措置については、金融当局は極めて保守的な姿勢を維持しています。特に取引所が長年求めてきた「1社1銀行」の実名口座制限の解除に対し、金融委員会は断固として反対の意を表明しました。複数の銀行と提携すれば、取引所のマネーロンダリング対策(AML)能力を正確にモニタリングすることが難しいという理由です。金融委員会は、制度の整備が完全に完了して定着するまでは、資金の流れを透明にコントロールすることが最優先であるという慎重な立場を崩していません。
9月の国会における注目ポイント
今回の9月の国会は、税金猶予と第2段階暗号資産法の制定という大きな懸案が重なっており、国内暗号資産市場の基盤を固める重要な時期になりそうです。課税方式の現実的な妥協案がまとまるか、そして取引所大株主の議決権制限を巡る合意がどう結着するか、見守る必要があります。市場の変化を冷静に観察しながら、今後出てくる新たなニュースもコミュニティの皆様に引き続きお伝えしていきます。