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10月7日、ソウル高等法院刑事7部は、政治資金法違反の疑いで起訴された尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領と政治ブローカーの明泰均(ミョン・テギュン)氏に対し、1審の懲役2年の判決を破棄し、無罪を言い渡しました。1審の判決を完全に覆した今回の控訴審の結果に、多くの注目が集まっています。核心は、世論調査を「無償寄付」されたという容疑に対する裁判所の法理解釈の違いにありました。
最も決定的な違いは、明氏が提供した無料の世論調査や情勢分析の助言を「財産的価値」として認められるかどうかでした。1審とは異なり、控訴審裁判所はこのような行為を、政治資金法が制限する財産的資産ではなく、無形の政治的コンサルティングや助言に近いと定義しました。世論調査の結果や情勢分析は政治的判断を助ける補助ツールに過ぎず、法で処罰対象となる具体的な金銭や物品などの財産的利益とはみなせないという論理です。
また、裁判所は両者の間で世論調査を無償でやり取りしようと画策したり、約束したりしたという合意の証拠も不十分だと判断しました。明氏が自身の影響力を誇示するために、尹前大統領だけでなく複数の政治家に世論調査結果を見せて活動していた背景が参酌されたのです。法的処罰の基準を経済的利益に限定し、司法規制の範囲を大幅に狭めた結果といえます。
尹前大統領側の代理人は直ちに歓迎の意を示し、今回の判決文を金建希(キム・ゴンヒ)夫人の大法院(最高裁)裁判にも証拠として提出すると明らかにしました。金夫人も同様の容疑で1、2審で無罪判決を受けており、現在、大法院全員合議体の判決を待っている状況です。今回の判決は、政治活動において交わされる無形の助言や情報提供をどこまで法の枠組みで制限すべきか、司法が投げかけた重大な問いとして残ることになりました。
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